中学生でもわかる数寄屋建築
数寄屋建築(すきやけんちく)について?
1.そもそも数寄屋とは
数寄屋建築は、茶の湯(お茶の文化)から生まれた日本の建築思想、手法。
見た目の豪華さよりも、静かさ・シンプルさ・自然との調和を大切にしている。
2.数寄屋建築の経緯
昔の武士の家は「書院造」といって格式の高い権威的な建物であったが
千利休などの茶人たちは「もっと静かで落ち着ける空間がいい」と考え、
木の自然な形や光の陰影をいかした小さな茶室を作った。
これが数寄屋建築の始まりである。
3.特長
● 木をそのまま使う
丸太の皮を残した柱など、自然の形を大切にする。
● 完璧を目指さない
時間がたつと古びる。しかし、それを「味」と考える。
● 庭とつながる
外と中のあいだに縁側などの“中間の場所”がある。
● すっきりしている
物が少なく、静かな空間。
丸太の皮を残した「まるもの」が用いられることが多い。(自然の樹形を生かす)
4.建築思想
派手に見せるよりも、侘び寂び**「静かさの中に美しさを見つける」**という考え方。経年美。
権威を誇示するものではなく、心を落ち着かせる場所である。
静か・落ち着く・深呼吸したくなる・時間がゆっくり流れ、
今時のホテルライクとは対極をなす「心が整う」空間。
5.私はこう思う。今の時代にどう再考する?
行き過ぎたシンプルモダンなどの合理的で便利な家が増えた今だからこそ、
数寄屋の思想を組み入れ「自然を感じれる設計」「経年美化していく本物の材料」「ゆっくり過ごせる空間」が求められる。
その様な思想でつくれば、それは“現代の数寄屋”となりうる。
6.中学生にもわかる様にまとめると。
数寄屋とは、自然を大切にして控えめで心が落ち着く建築空間。
派手ではない。でも、長く見ていると、だんだん好きになる。それが数寄屋建築である。

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