福岡県注文住宅 | 株式会社長崎材木店一級建築士事務所 | 設計士と作る素敵な家 自由設計デザイン
「福岡注文住宅」

TEL092-942-2745

営業時間 9:00〜18:00 (水・木曜定休)

創業者の想い

CAPTAIN'S TWEET

「屋にはいいものがある。」

「屋にはいいものがある。」

最近、あらためて思う。“屋”には、いいものがある。

行きつけの肉屋には、そこでしか手に入らない特別にうまい肉がある。
あの魚屋には、小料理屋が買いに来るその日に入った刺身がある。
通りの八百屋には、季節をそのまま持ってきたような野菜がある。

婆さんのやっているお茶屋には、昔ながらの量り売りの新鮮な茶葉があり、
あの親父のいる焙煎屋には、流行りに流されない味がある。

近くの本屋には、店主の癖が並び、
商店街の酒屋には、物語ごと店主が現地で仕入れてきた酒がある。

そして——

樹木の成長を見つめる代々と続く植木屋、
指が曲がりながらも何十年も刃を研ぎ続ける刃物屋、
手入れが必要となる建具屋の調整技術。
全国から修理品が集まるオーディオの修理屋、
無理難題を解決してくれる洋服の直し屋。
ソールを張り替え何十年も身につける靴や時計の修理屋。

“直し屋”たちは、時間を捨てない。

壊れたら終わりじゃない。手を入れて、また使う。

古くなることを、否定しない。むしろ、そこに愛情や価値を見ている。

そこには、ひとつの共通点がある。“人が営んでいる”ということ。

効率ではない。目利き。データではない。経験。

だから、“屋”にはいいものがある。

今、家は“商品”になりすぎた。カタログがあり、価格があり、どこで建てても、似たような形になる。

だが、本来——家は、そういうものではない。

家は、時間を受け止める器。人が暮らし、歳を重ね、記憶が積み重なっていく場所。

だからこそ、“屋”でなければならない。

遅ればせながら、我々は材木屋でもあり設計屋でもある。

材木を選ぶ目。時間と暮らしを読む設計。手で納める職人の仕事。直し続ける責任。

そのすべてに、人の意思や判断が入っているかどうか。

そこが、決定的な違いになる。

いい家は、つくろうとしても、つくれない。

本当にいいものを知っている者にしか、つくれない。

いい木や材料を知り、いい納まりを知り、いい設計——
つまり、いい時間の流れ方を知っているかどうか。

それが、そのまま家になる。だから、思う。“屋”であれと。

効率や規格に寄せたり、目利きを捨てるのではなく
人の仕事を、機械に渡すべきではない。

不揃いでもいい。手間がかかってもいい。

その代わり——
時間に耐える建物を。

“屋”には、いいものがある。

代表のつぶやき 一覧へ