【失敗しない土地探しのコツ】“いい土地”とは何かを一緒に考えてみましょう｜長崎材木店一級建築士事務所

こんにちは。
長崎材木店一級建築士事務所 設計士の八川です。

今回は、注文住宅を建てるうえで最初にぶつかる「土地探し」についてお話しします。

皆さんに、まずこんな問いかけをしてみたいと思います。

■ 一番いい土地って、どれでしょう？

たとえば、こんな4つの土地があったとします。

① 駅まで徒歩10分・広さ55坪・価格1300万円
（40年前に造成された住宅地）

② 駅まで徒歩30分・広さ65坪・価格1000万円
（最近造成された新しい住宅地）

③ 駅から遠い・広さ200坪・価格600万円
（郊外にある住宅地ではない土地）

④ 駅から遠い・広さ80坪・価格1000万円
（こちらも住宅地ではない土地）

さて、どれが「一番いい土地」だと思いますか？

答えは──

どれも「いい土地」です。

そう、正解はひとつではありません。

なぜなら、土地選びは**「その人にとっての正解」が違う**からです。

■ 土地は“条件”だけでは選べない

価格、場所、広さ、駅までの距離…
不動産ポータルサイトでは、こうした項目に沿って土地を選ぶようになっていますよね。

しかし、それが落とし穴になることもあります。

知らず知らずのうちに、「サイトの条件＝自分の希望」だと勘違いしてしまい、
本当は合っているかもしれない土地を**“条件外”として見落としてしまう**のです。

■ 大切なのは、土地と建物を“セット”で考えること

土地探しでよくある失敗は、

「土地はとりあえず決めて、建物はあとで考える」

という順序です。

ですが、それでは土地のポテンシャルを引き出しきれない可能性があります。

たとえば：

• 変形地でも、設計の工夫で理想の間取りが実現できるかもしれない

• 日当たりが悪いと思っていた土地も、中庭設計で明るい空間になるかもしれない

• 駅から遠いけれど、在宅ワーク中心の暮らしなら充分に満足できるかもしれない

つまり、「どんな家を建てるか」で、土地の価値はまったく変わるのです。

■ 設計士に「暮らしのイメージ」を相談してから探そう

本当に満足できる土地を見つけるには、

どんな暮らしがしたいのか？
どんな家に住みたいのか？

このイメージを設計士と共有しながら土地探しを進めることが、成功のカギです。

長崎材木店では、建築士がヒアリングを行いながら、
「暮らし × 建物 × 土地」の3つをセットでご提案しています。

よくあるご質問（FAQ）

Ｑ．土地を先に買ってしまいましたが、相談できますか？

Ａ． はい、可能です。ただし、建築に制限の多い土地もあるため、購入前のご相談がおすすめです。すでにご購入済みの方も、最適なプランをご提案いたします。

Ｑ．変形地や三角形の土地でも家は建てられますか？

Ａ． 設計力次第で、快適な家を建てることは可能です。むしろ個性やコスト面での魅力を引き出せるケースもあります。

Ｑ．土地と建物、同時に相談できる住宅会社は少ないと聞きました。

Ａ． 長崎材木店は、土地探し・設計・施工・メンテナンスまですべて自社一貫体制。建築の目線から「建てられる土地かどうか」もその場で判断できます。

Ｑ．土地の候補が複数ある場合、どのように比較すればいいですか？

Ａ． 建築計画との相性を比較しましょう。間取りが希望通り入るか、造成費用はどのくらいかかるか、採光・風通し・接道状況など、設計士の視点からアドバイスいたします。

■ まとめ｜“いい土地”は、「いい暮らしのスタート地点」

土地探しで大切なのは、「条件」だけを追いかけることではなく、
“どんな暮らしをしたいか”を土台にして選ぶこと。

設計士との対話を通じて、
まだ見ぬ“理想の土地”に出会えるかもしれません。

ぜひ、家づくりのプロと一緒に土地探しから始めてみてください。

私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。