住宅業界、総合展示場も閑古鳥。

今どこも集客に苦労しているようだ。

資料請求無料。一括資料請求。

実は資料請求、これにもコストがかかっている。

 

資料自体のコスト、2000円~3000円

郵送料600円くらい、最近郵便代も上がってきた。

郵送手配手間400円?

ざっと一件あたり4000円くらいはコストがかかっている。

月の資料請求が仮に50件としても20万円。年に直すと240万円。

なかなかの金額である。

 

では、この資料請求の本当の目的とは何かというと

資料請求をした人、つまり家を建てるであろう人達の名簿を集めること。

だって家を建てようかなーという人が欲しがるモノだから。

 

資料をタダで手に入れているように見えて、

データ資料をとられているようなものである。

営業先を見つけるということである。

 

うちは営業がいないので該当しないが

請求をした瞬間から電話がなり出す。

下手すると1時間後、営業マンが玄関先に持ってくる。

Amazonより早い。（苦笑）

自分で請求したのだから、仕方がないのだろうけれど

結構面倒。

 

正直、ホームページ、ブログ、Instagram、youtube、LINEと

情報を余すことなく全世界に発信している。

名簿も取られず見放題、調べ放題である。

口コミ噂も全て貴方の手の中に。

どうぞ洗いざらい調べてください。

ということで、まな板の上の鯛の状態。

これ以上の最新の情報は存在しないと断言できる。

 

資料と言われるパンフレットなどよりもルームツアーなど

膨大な情報がネット上に公開されている。これ以上の情報は存在しない。

目まぐるしく変化する現代においては紙の印刷物では対応できない。

印刷物は作った瞬間が最新なのだから。

おまけに大量に作らないと印刷できないので作るのにも結構お金がかかる。

 

時は2024年　ネットDX時代、紙の資料請求がなぜ必要なのであろう。

 

冷静に考えて

なんで資料請求なんだろう？

なんで無料なんだろう?

 

さらには来場特典に1万円ものクオーカードなどつけるところも多い。

家づくりの相談やお悩みを聞いて一緒に解決してあげるのに、さらに10000円なんて

例えるならば、病院に行って治してもらった上にお金がもらえるなんて

この10000円という予算はどこから出てくるのであろう？

月に50件来場があれば50万円!　仮に年間に直すと600万円！

これだけを目的に徘徊する輩も多いと聞く。

 

そのコストは結局誰が払うのだろう。

 

真剣に家を建てる人の為に大切なコストは使いたい。

 

年間24棟限定。

おかげさまで来年の工事の分の受注もあらかた埋まって来ました。

 

ということで、

我々は逆張りで、

資料は郵送しないことにしました。

ちなみに資料はLINE上に載せていますのでそちらをご覧ください。

見学会情報等も全てLINEにて配信してまいります。

悪しからず。

もし、ネットで調べていいなーと思っていただければ

ぜひ予約してきてくだい。百聞は一見にしかず。

 

我々のスタジオ事務所にLINEにて事前予約して来ていただければ

営業マンではなく資格をもった設計士が事細かに説明しながら建っている

モデルハウス等をご案内いたします。

流石にこれだけはネットじゃ無理だからこそ、実物をご案内いたします。

売り込みはしないので安心してください。

だって売り込んだって売れないのだから。（笑）

 

「文・長崎秀人（長崎材木店一級建築士事務所　代表）」