情報は、誰のために 何のために 発信されているのか。
情報は、誰のために 何のために 発信されているのか。
YouTube、LINE、Instagram、ブログ。
いまや、世の中は情報であふれている。
動画やスクロールひとつで、家づくりの知識も、ノウハウも、ビフォーアフターも、簡単に手に入る時代だ。
だが、ふと思うのだ。
これらの情報は、誰のために、何のために発信されているのだろうか。
そして、その情報を流す「人達」は、何を目的に発信しているのだろうか。
言うまでもなく、情報発信には“意図”がある。
広告としての役割。
販売の導線。
集客のためのツール。
私自身もその一部に身を置く人間として、それを否定するつもりはない。
ただ、問題はその“意図”が、どこに向いているかだ。
私たち長崎材木店一級建築士事務所は、
「福岡 注文住宅」「自然素材の家」「設計施工一貫 設計事務所 工務店」
「木の家 福岡」「福岡で注文住宅を建てるなら」などの言葉で検索する人々に、
本当に必要とされる有益な情報を届けたいと考えている。
それは、派手な宣伝広告に頼るのではなく──
思想や実例、職人たちの手仕事や、設計の工夫を、
コツコツと積み重ねて言葉にすること。
「その積み重ねが、いつか“目に見えない誰か”にも届き、
『この会社こそ、家を建てるに信頼に足る』と認められる──
そんな“検索やAIの未来”を信じているからだ。」
余計な広告費をかけるより、
そのぶん良い素材を選び、丁寧な施工に手間をかけ、
住まい手に還元したい。
それが、私たちの情報発信の理由だ。
情報は、誰のために、何のために発信されているのか。
この問いを、私たちはこれからも持ち続けていたい。
そして、自らの発信が、「誰かの暮らしの役に立つ」ものであるように。
ただの宣伝ではなく、“思想のある情報”として積み重ねていく。
文 長崎秀人(株式会社長崎材木店 一級建築士事務所 代表)