福岡県注文住宅 | 株式会社長崎材木店一級建築士事務所 | 設計士と作る素敵な家 自由設計デザイン
「福岡注文住宅」

TEL092-942-2745

営業時間 9:00〜18:00 (水・木曜定休)

創業者の想い

CAPTAIN'S TWEET

責任のない設計と、設計のない責任のあいだで——

今日も早朝から、静かに雨が降っている。
梅雨の季節だ。

責任のない設計と、設計のない責任のあいだで——
家というものは、完成した日が「終わり」ではなく、「始まり」なのだと
気づくのは、ずっと後になってからのことが多い。

少し前、とある建築家の作品が話題になっていた。
見た目は洗練されていて、名前も知られている。
雑誌にも、ネットにもよく映える。
——けれど、設計と施工は、まったく別の話だ。

日本の建築業界には、昔から“分業”の慣習がある。
設計は設計事務所、施工は工務店。
どれほど無理のある設計でも、住んだ後の不具合を見るのは、建てた側の責任。

つまり——
設計はするが、責任は取らない。
責任は取るが、設計はできない。

そんな構図が、今も当たり前のように続いている。

けれど、住宅建築において、それでいいはずがない。
一生に一度の家を託されるということは、
人生そのものを預かることだと、私は思っている。

だから私は、最初から最後まで、自分たちでやると決めている。
設計から施工、そしてアフターケアまで——すべて自社で担う。
外部に設計を任せることもなければ、責任を分散させることもない。
それは、効率のためではない。
信用を守るためである。

建築とは、「筋を通す仕事」だと思う。
誰の家を、誰が設計し、誰が建て、誰が見守るのか。
そのすべてを、自分の名前で引き受ける覚悟がなければ、
家づくりを語る資格はない。

これが「当たり前」でないのなら——
その「当たり前」を、私たちはただ、黙ってやるだけ。

黙って、ちゃんとつくる。
それが、私のやり方。

代表のつぶやき 一覧へ