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福岡注文住宅を建てる時の火災保険|基礎から実例まで徹底解説!


火災保険の解説|基礎から実例まで徹底解説!

【第1回】火災保険の基本を知ろう

本日は火災保険について解説していきたいと思います。

火災保険と一口に言っても、その内容は非常に幅広いものです。
そこで第1回目となる今回は、基本的なポイントを中心にお話しします。
ぜひ最後までご覧ください!


火災保険とは?

火災保険は火災や災害に備えるための保険です。
最近では、火災だけでなく、台風や洪水などの自然災害にも対応するケースが増えてきています。

特に日本のような自然災害の多い国では、火災保険は必須の備えとなっています。

また福岡で注文住宅を建てる場合においては警固断層などのリスクが考えられます。地震保険の加入など十分な備えが必要とされます。


火災保険の種類

火災保険には、大きく分けて2つの補償があります。

  1. 建物に対する補償
  2. 家財(家具・家電など)に対する補償

つまり、「建物」と「家財」それぞれに保険をかける仕組みになっています。


火災保険で補償される範囲

火災保険では、以下のようなさまざまなリスクに対して補償が受けられます。

火災・落雷・破裂・爆発
風災・ひょう災・雪災
水災(洪水・土砂崩れなど)
盗難・水濡れ
飛来物(飛行機の部品落下など)
車両の衝突
暴動や騒乱による被害(騒擾)

特に「水災補償」は、日本では非常に重要なポイントとなります。


水災補償の重要性

火災保険の水災補償の有無によって保険料が大きく変わるため、注意が必要です。
裏を返せば、それだけ水災のリスクが高いということを意味しています。

例えば、福岡県の一般的な戸建て住宅では、水災補償の有無によって約10万円の差が出ることがあります(※10年間一括払いの場合)。

特に戸建てを購入する方は、水災補償の加入を前提に予算を考えることをおすすめします。


火災保険の保険料の決まり方

火災保険の保険料は、以下の3つの要素によって決まります。

  1. 不動産の所在地(都道府県)
    → 自然災害のリスクが高い地域では保険料が高くなる
  2. 建物の構造
    → 木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造などで異なる
  3. 床面積
    → 建物が大きいほど保険料が高くなる

また、家財保険の補償額は、家族構成や年齢によって目安が決められています。


火災保険に必ず加入すべき理由

不動産を所有している限りは、必ず火災保険に加入しておくべきです。

🔹 自分が住んでいる場合
🔹 賃貸に出している場合
🔹 空き家になっている場合

いずれのケースでも、火災や災害が発生すれば資産を失うリスクがあるため、保険未加入は絶対に避けるべきです。
また、多くの住宅ローン契約では火災保険の加入が義務付けられているため、ローンを組んでいる方は特に注意してください。


まとめ

火災保険は「建物」と「家財」の2つの補償に分かれる
「水災補償」は非常に重要なポイント
保険料は「所在地」「建物の構造」「床面積」によって決まる
不動産を所有している限り、必ず火災保険に加入するべき


【第2回】具体的な事例とポイント

今回は前回の続きとなる火災保険の解説(第2回)をお届けします。

今回は、具体的な事例を挙げながら、より詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。


【落雷】建物と家財、どちらの補償?

落雷による被害では、「建物の火災保険」か「家財保険」のどちらで補償されるのかを判断する必要があります。

💡 ポイント:移動できるかどうか
移動できるもの → 家財保険
建物に固定されているもの → 建物の火災保険

📌 具体例

  • テレビ・冷蔵庫 → 家財保険
  • エアコン・インターホン → 建物の火災保険

【風災・水災】どちらの補償?

台風などの影響による被害では、風災水災のどちらの補償になるかを見極める必要があります。

💡 判断基準:被害の方向
上からの被害(屋根の損傷・雨漏り) → 風災
下からの被害(浸水・土砂崩れ) → 水災

📌 具体例

  • 雨漏り → 風災
  • 床上浸水・土砂崩れ → 水災

水災補償には条件がある!
保険会社によっては「床上40cm以上の浸水」などの条件を満たさないと補償が受けられない場合があります。


※追記 【地震保険】

地震保険の概要

地震保険は、地震や噴火、津波を原因とする火災や損壊、埋没、流失による損害を補償する保険です。通常の火災保険ではカバーされないこれらの被害に対して、政府と民間損害保険会社が共同で運営する制度です。

地震保険の特徴

  • 契約方法: 地震保険は火災保険とセットで契約する必要があり、単独での契約はできません。
  • 対象物件: 住宅(店舗併用住宅も含む)と家財が対象ですが、1個30万円を超える貴金属や自動車などは除外されます。
  • 保険金額: 火災保険金額の30%から50%の範囲で設定可能で、住宅は最大5,000万円、家財は最大1,000万円です。
  • 保険料: 地域や建物の構造によって異なりますが、耐震性能に応じた割引制度があります。
  • 生活再建の助け: 地震による被害で住まいを失った場合、生活再建のための経済的な支援として役立ちます。
  • 日本の地震リスク: 日本は地震のリスクが高く、地震保険はそのリスクに対する備えとして重要です。
  • 保険料の負担: 地震保険の保険料は高く、特に地震のリスクが高い地域や木造の建物では負担が大きくなります。ただし、割引制度を利用することで軽減可能です。

よくあるご質問(火災保険・地震保険編)


Q.火災保険とは何ですか?

  • 火災や落雷、風水害などの災害による損害を補償する保険です。
  • 最近では、自然災害や盗難、水濡れなども補償対象に含まれることが多くなっています。

Q.火災保険では何が補償されますか?

  • 主に以下の災害が対象です:
     ✅ 火災・落雷・破裂・爆発
     ✅ 風災・ひょう災・雪災
     ✅ 水災(洪水・土砂崩れなど)
     ✅ 盗難・水濡れ・飛来物・車両の衝突
     ✅ 騒擾(暴動・騒乱による被害)

Q.火災保険にはどのような種類がありますか?

  • 補償対象は大きく分けて次の2つです:
     🔹 建物に対する補償
     🔹 家財(家具・家電など)に対する補償
  • 必要に応じて、両方またはどちらか一方を契約できます。

Q.水災補償はつけた方が良いですか?

  • 福岡のように台風や豪雨のリスクがある地域では、水災補償は非常に重要です。
  • 保険料に差は出ますが、床上浸水や土砂崩れが起きた際に大きな助けになります。

Q.保険料はどのように決まりますか?

  • 主に以下の3つの要素で決まります:
     ① 建物の所在地(自然災害リスク)
     ② 建物の構造(木造・鉄骨造・RC造など)
     ③ 床面積(建物が大きいほど保険料も高くなります)

Q.落雷被害では建物と家財、どちらの保険が使えますか?

  • 【移動できるもの】は家財保険で対応します(例:テレビ・冷蔵庫)
  • 【建物に固定されたもの】は建物の火災保険が対象です(例:エアコン・インターホン)

Q.風災と水災の違いは何ですか?

  • 【上からの被害】(屋根破損・雨漏りなど)は風災
  • 【下からの被害】(床上浸水・土砂崩れなど)は水災
  • 水災補償には「床上40cm以上の浸水」などの条件がある場合もあります。

Q.地震保険は火災保険とは別ですか?

  • 地震保険は、火災保険とセットで加入する必要があります。単独では契約できません。
  • 地震・津波・噴火による損害を補償します。

Q.地震保険の補償内容はどうなっていますか?

  • 補償対象:住宅と家財(※一部の高額貴金属や自動車などは対象外)
  • 保険金額:火災保険金額の30〜50%の範囲で設定
  • 最大補償:住宅5,000万円、家財1,000万円まで
  • 特徴:耐震性能による割引制度あり

Q.地震保険は本当に必要ですか?

  • 日本は世界有数の地震多発国であり、福岡も警固断層などの地震リスクがあります。
  • 火災保険では地震による損害は補償されないため、地震保険への加入は強く推奨されます。

長崎材木店一級建築士事務所について

文責 監修者 長崎秀人
福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」の代表。宅建業も営み、業界歴は35年に及び、建築士・宅地建物取引士の資格を持つ。明治30年創業の同社は、設計から施工、不動産取引まで幅広く手掛け、公正なサービス専門性と実績に基づく信頼性の高い情報を提供している。

私たち長崎材木店一級建築士事務所は、”より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。


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