福岡で注文住宅を建てようとしている方へ。

福岡で注文住宅を建てるには

──価格より、「手の温度」で選ぶということ

✅ はじめに

福岡で注文住宅を建てようと考えている方へ。
このページでは、土地選び・住宅会社の選び方・価格の考え方・設計の本質まで、
家づくりで本当に大切なことを、福岡・古賀を拠点に128年続く住宅会社の視点でお伝えします。

• 市街化調整区域など土地の注意点

• 「坪単価」やハウスメーカーと工務店の違い

• 注文住宅でよくある失敗と後悔しないためのヒント

家づくりは、人生そのものを設計する営みです。
その入口として、どうぞこの文章に目を通してみてください。

注文住宅とは、間取りを決めることではない

注文住宅という言葉を聞くと、「自由に決められる家」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
けれど本質は、もっと深いところにあると私たちは考えています。

本当の注文住宅とは、
**「この家で、どんなふうに暮らしたいか」**を一緒に考えること。
そして、その暮らしに合ったかたちを、素材と設計で整えていくことです。

福岡で家を建てるときに知っておきたいこと

▪ 地域によって、土地には個性がある

古賀市、糟屋郡、福岡市、久留米市、北九州市、宗像市……
同じ福岡でも、地盤の性質・風の通り方・湿度・日射条件が異なります。
見た目だけでなく、「土地の癖」を読み取る目が必要です。

▪ 「坪単価」は、家の価値を決めない。参考程度に

坪単価は便利な指標に見えますが、実際は“目に見える部分だけ”の価格です。
断熱、構造、下地、職人の施工精度……
住み心地に関わる大切な部分は、ほとんど見積りに出てきません。

誰が建てるかで、家の質は変わる

どんなに良い設計図があっても、それを形にするのは人です。
職人の手が荒ければ、家も荒れます。
逆に、手をかけ、目をかけ、心をかけてつくられた家には、
時を経てもなお美しさが宿ります。

現場でそれを何度も見てきたからこそ、私は言い切れます。
“誰が建てるか”が、家の価値を決める。

家づくりは、祈りに似ている

数寄屋建築に触れたとき、中村外二棟梁の言葉が今も残っています。

「木を見る。それが仕事です」

木には曲がりも、節もあります。
でも、それを否定せず活かすことに、職人の矜持がある。
自然のかたちに人の手を添える──
それはもう、建築というより祈りのような営みなのだと感じています。

まとめ

• 福岡で家を建てるには、地域特性や土地の性格を理解することが重要

• 「坪単価」だけでは、本当の価格も価値も見えてこない

• 注文住宅とは、「人生をどう暮らすか」という問いに向き合うこと

• 手間と想いのこもった仕事が、家の空気をつくる

家づくりに関して、よくいただく質問をいくつかご紹介します。

よくある質問（FAQ）

Q. 注文住宅と建売住宅、どう違いますか？
A. 建売住宅はあらかじめ間取り・仕様が決まっている家、注文住宅はゼロから設計できる家です。自由度は注文住宅の方が高いですが、家族の暮らしに合った“使いこなし”を求められます。

Q. 福岡で家を建てるのにおすすめのエリアは？
A. 古賀市・宗像市・久留米市などは、土地価格や生活利便性のバランスが良く人気です。家を建てることを規制している。市街化調整区域には注意が必要です。

Q. 注文住宅の工期はどれくらい？
A. 土地取得から竣工まで、平均で8ヶ月〜12ヶ月程度が目安です。設計にしっかり時間をかけることが、後悔しない秘訣です。

おわりに

家は、ただの建物ではありません。
そこに暮らす人の心や日々が、少しずつ染みこんでいく場所です。

福岡で家を建てようとしているあなたが、
「どこに頼むか」よりも、
「どう暮らしたいか」「誰と建てたいか」を考えてくださったら──

それが、この文章を書いたいちばんの想いです。

詳細な情報や具体的なアドバイスについては、弊社設計士までお尋ねください。