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片付けがラクな家にしたいあなたへ|設計士が教える収納計画のアイデア集

片付けがラクな家にしたいあなたへ|設計士が教える収納計画のアイデア集

こんにちは。長崎材木店 福岡東スタジオの設計士・小柳です。

年末年始の大掃除、おつかれさまでした。
私自身も、普段なかなか手が届かない場所をきれいにしたり、思い切って不要な物を処分したり、気持ちを新たにする時間になりました。

そんななかで、改めて感じたのは――
**「やっぱり、収納って大事だなぁ」**ということです。

実際、私たちが設計の打ち合わせでお客様からよくいただくご要望の第一位がこれです:

「収納がたくさんほしい」
「片付けしやすい間取りにしたい」

今回は、実際のお客様の声を元に、**“暮らしやすさを高める収納設計の工夫”**をご紹介します。


■収納は「量」より「位置」!設計段階での計画がカギ

まずお伝えしたいのは、収納は“広ければいい”というものではないということ。

  • 大きな納戸があっても遠くて使わない

  • 一カ所にまとめたことで動線が悪くなった

  • 「しまい込むだけ」の収納は、結局“物の墓場”になりがち

大切なのは、「使う場所のそばに、必要なだけ」収納をつくること。
これは、家具をあとから置くのではなかなか実現できません。間取りの段階で考えることが一番のポイントです。


■実例① 玄関にコートが掛けられる“見せない収納”

玄関まわりの収納は、ただの靴箱では足りません。

あるご家族は、こんなご相談をくださいました:

「花粉症なので、帰宅時に玄関でコートを脱ぎたい」
「レインコートや子どもの通園バッグもまとめてしまいたい」

この声を受けてご提案したのが、玄関土間の一角を活かしたシューズクローク+コート掛け収納です。

  • 家族の動線上で自然に片付けられる

  • コート・帽子・バッグ・傘などを1か所で管理

  • 可動棚で季節によって高さ調整も可能

たった畳1.5枚分ほどの空間でも、驚くほどの収納力があります。


■実例② 階段下を“家族の図書館”にリデザイン

階段下のスペース、みなさんどうしていますか?

あるご家族からは、こんなお話がありました。

「リビングに家族で共有できる本棚が欲しい」
「階段下ってもったいない空間ですよね」

そこで設計したのが、ファミリーライブラリー+飾り棚

  • 家族それぞれが好きな本を置けるオープン棚

  • 子どもの作品やお気に入りの写真を飾れるニッチ空間

  • リビングとつながる、自然なコミュニケーションの場に

デッドスペースを活かした「家族のための場所」。とても好評でした。


■実例③ 洗面所に“衣類と家事のための収納”を一体化

洗面所は、意外と物が多くなりがちな場所。

  • バスタオルやフェイスタオル

  • 下着、部屋着、パジャマ

  • 洗剤・ストック品・ドライヤー・日用品…

ここでのポイントは、**「使う場所で完結する収納」**です。

あるお客様からのリクエスト:

「洗濯物をたたんだら、すぐにその場で片付けたい」
「洗面所に下着やタオルもまとめて収納したい」

これを叶えるために、造作のカウンター+引き出し収納を設計。

  • 洗濯カゴの高さに合わせて棚の高さを調整

  • 家具のように美しく、生活感を見せない工夫

  • カウンターでアイロンがけも可能

日々の家事を“1つの場所で完結”できることで、家事の時短にもつながります。


■「どこに」「何を」しまいたいかを、遠慮なく相談してください

収納計画は、単に空間を広くすることではありません。
その家で、誰が、どんなふうに暮らすのか。
そこに合わせた収納が、初めて“活きる収納”になります。

そしてそのためには、今の住まいの不満や、希望の暮らし方を私たちに教えていただくことが必要です。

「今の家で片付かない理由がわからない」
「どこに何を置いたら生活が楽になるのか想像できない」

そんな方も、どうかご安心ください。
暮らしを一緒に“見える化”しながら設計を進めていきます。


よくあるご質問(FAQ)

Q. 家族4人でどれくらいの収納量が必要ですか?
→ 一般的に延床面積の10〜15%を目安に収納を確保します。ただし、収納する物の種類や動線を考慮して“分散型”にするのがポイントです。

Q. 将来的に家族が増えても対応できる収納は?
→ 可動棚や可変性のあるスペースを設けておくと、将来の変化にも柔軟に対応できます。

Q. 大きな納戸はあった方がいいですか?
→ まとめて収納するには便利ですが、“使うものを近くに置く”ことが最も重要です。納戸だけでなく各所に“ミニ収納”を設けることで、片付けやすさが格段に向上します。

Q. 子どもが片付けてくれないのが悩みです。
→ 子どもが自分で“届く・見える・しまえる”収納をつくることで、自然と片付ける習慣がつきやすくなります。お子様の成長に合わせて高さ調整できる棚などもおすすめです。

Q. 収納家具は最初から決めておいた方がいい?
→ はい。造作収納や収納スペースに合わせて家具を決めると、空間を無駄なく使えて統一感も生まれます。


「片付けやすさ」も、家づくりの一部です

見た目のデザインも大事。性能も大事。
でもそれと同じくらい、“暮らしやすさ”も大切です。

片付けがしやすい家は、心まで整います。

そしてその土台になるのが、あなたの「こう暮らしたい」を叶える収納設計です。

気になることがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。
設計士と一緒に、暮らしにぴったり合う家をつくっていきましょう。


福岡で収納計画まで考えた注文住宅を建てるなら、長崎材木店へ。
(福岡東スタジオ 設計士・小柳/監修:長崎秀人)

私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。

 

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