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木の枠で作られた木製サッシ(窓)「プロファイルウインドウ」って何?福岡県で注文住宅を建てる。

こんにちは。長崎材木店一級建築士事務所  代表の長崎です

突然ですが皆さん、「アイランドプロファイルウインドウ」ってご存じでしょうか。

先日、福岡東スタジオのモデルハウスに取り付けられた木の枠で作られたサッシ(窓)です。

 

 

アルミのサッシが主流となった現在、木製のサッシを使用するのは少し抵抗がある方もいるのではないでしょうか。

ということで今日は、プロファイルウインドウの魅力について発信しようと思います!

現在、ヨーロッパ、北欧ではアルミサッシではなく木製サッシが一般的に使用されています。

北欧は冬の期間がとても長く、昼の時間がとても短いのが特徴で、地域によっては一日のうちに太陽が昇ってこない「極夜」という日もあるのが特徴です。

※注 極夜とは、南極圏や北極圏など高緯度地域で見られる、一日中太陽がまったく昇らない現象です。対義語は「白夜」(一日中太陽が沈まない現象)です

そんな気候に順応するために、精密機械の導入や乾燥技術などを発展させ、気密性や断熱性に優れた木製サッシが現在でも使用されています。

そこで株式会社アイランドプロファイルは北欧デンマークのPROFILE VINDUET社と技術提携をし、独自の技術によって高性能な木製サッシを生み出し続けています。

 

さて、プロファイルウインドウの魅力って何だろうと考えると、やはり見た目に関するところが大きいと思います。

一番の特徴は建具が引き込めて全て開くいうこと。

全長で3.4メートルすべて開きます。景色を取り込める装置。オープンカーみたいな感じ。

枠が木で作られているので、窓を閉めた状態でも開けた状態でも木の枠と一体感のある景色を望むことができます。

閉めた状態 ↓

開けた状態 ↓

実際に椅子に座って外を眺めてみると、ウッドデッキと大きく張り出した軒(のき)も相まって、リビングが延長したような空間、外と中が曖昧につながったような空間に感じられます。アルミではなく木の枠なので見える景色や無垢の床とも一体感が生まれます。

 

さらに、このプロファイルウインドウは定型サイズがなく、自由に設計し取り付けることが可能です。

ちなみにこの実際に取り付けられているものは、高さが約2m20cm、横幅が約3m40cmです。

眺望が望める位置の窓の高さを天井いっぱいまで上げて見える景色の中に大きな空を入れるのがおすすめです。

サッシを横にスライドする時に横に付いているレバーを下げるとサッシ自体がグッと持ち上がり、スムーズな開閉ができます。そして、閉める時にはレバーを上げるとサッシ自体がグッと下がり、密閉されます。これによって高い気密性を実現しています。

もちろん見た目だけではなく、性能も劣りません。

アルミの熱伝導率は約200W/㎡・Kなのに対し、木の熱伝導率は約0.12W/㎡・Kと1600倍もの差があります。

しかしこれだけ高性能でも木製のサッシだとメンテナンスが心配だという方が多いと思います。

メンテナンスに関しては、オスモカラー・ウッドステインプロテクターという木材保護塗料を定期的に塗布すれば大丈夫です。

 

表面に塗膜を作るタイプの塗料ではないので、雨水が木の内部に浸透しても蒸発してくれます。それにより木の腐食を防ぐことができます。

 

家に馴染み、家から見える景色にも馴染む。かつ高断熱高気密で自由な設計ができる。

こんな素敵なプロファイルウインドウ、いかがでしょうか。

 

こちらの関連記事ももし参考になればとリンクをつけておきます。

「今話題の木製サッシについて」

 

福岡で注文住宅|木製サッシ「プロファイルウインドウ」の魅力とは?

はじめに

こんにちは、長崎材木店一級建築士事務所の代表・長崎秀人です。

突然ですが、「アイランドプロファイルウインドウ」という窓をご存じでしょうか? 私たちの福岡東スタジオのモデルハウスに採用した、木製フレームの高性能サッシです。

今回は、木の家と相性抜群のこの窓について、「なぜ福岡の注文住宅で選ばれるのか?」という視点から解説します。


木製サッシは、北欧の当たり前

現在、アルミサッシが主流の日本において、木製サッシに不安を感じる方も多いでしょう。 しかし、ヨーロッパや北欧では木製サッシがスタンダード。

特に北欧は、長く厳しい冬と極夜(太陽が昇らない日)があるため、高気密・高断熱性能が求められます。 その結果、木製サッシは進化を重ね、今でも第一線で採用されているのです。


PROFILE VINDUET × アイランドプロファイル

株式会社アイランドプロファイルは、北欧デンマークのPROFILE VINDUET社と技術提携し、日本の気候やニーズに合わせた木製高性能サッシを製造しています。

  • 高い断熱性能
  • 高気密を実現する構造
  • デザインの自由度
  • 見た目の美しさ

こうした魅力が、プロファイルウインドウには詰まっています。


福岡東スタジオに導入した実例

私たちが導入したのは、高さ2.2m×幅3.4mという大開口サッシ。

  • 建具がすべて引き込めて全開放できる
  • ウッドデッキや軒とつながり、屋外との一体感が生まれる
  • 木の枠と無垢の床が美しく調和

このサッシは、まるで**リビングが“自然と溶け合う装置”**のような役割を果たしています。


性能面も“本物”

木製サッシの断熱性能は圧倒的です。

  • アルミ:熱伝導率 約200 W/m²K
  • 木材:熱伝導率 約0.12 W/m²K(※およそ1,600倍の差)

さらに、レバー操作でサッシを上下させ、気密性を高める仕組みも採用。 気密・断熱・防音、すべてにおいて高性能です。


メンテナンスの不安も解消

「木製だとメンテナンスが心配」と感じる方もご安心ください。

使用しているのは、オスモカラー・ウッドステインプロテクター

  • 塗膜を作らず、木の呼吸を妨げない
  • 水分を吸っても蒸発しやすい
  • 腐食を防ぐ

適切に塗布すれば、長期間美しさと耐久性を保つことができます。


木製サッシが向いている住宅とは?

  • 無垢材の床や自然素材の家との相性が抜群
  • 景観を取り込む設計にしたい方
  • プライバシーと開放感を両立したい方
  • 高断熱・高気密を妥協したくない方

福岡のような気候でも十分に性能を発揮できる、頼れるサッシです。


よくある質問(FAQ)

Q. 雨や湿気の多い福岡でも大丈夫ですか? A. 適切な塗装メンテナンスをすれば、耐久性に問題はありません。むしろ断熱・気密性能の面では有利です。

Q. サイズや形状の自由度は? A. 定型サイズがなく、オーダー設計が可能。家に合わせた自由なプランニングができます。

Q. デザイン以外でのメリットは? A. 断熱・気密性能が高く、冷暖房効率が向上します。木の質感による心理的快適性も魅力です。

Q. メンテナンス頻度はどれくらい?
A. 日当たりや風雨の状況にもよりますが、5〜10年に一度の塗装で十分です。

Q. 木製サッシは防犯面で不安はありませんか?
A. 強化ガラスや鍵付き構造で防犯性能も高く、安心してご利用いただけます。


まとめ

木製サッシ「プロファイルウインドウ」は、

  • 美しさと機能性の両立
  • 自然とつながる豊かな空間設計
  • 福岡の気候にも対応できる高性能

を叶える、これからの住宅設計にふさわしい選択肢です。

注文住宅で「暮らしの質」を上げたい方には、ぜひ一度体験していただきたい。


文責・監修:長崎秀人 福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」の代表。宅建業も営み、業界歴は35年に及び、建築士・宅地建物取引士の資格を持つ。明治30年創業の同社は、設計から施工、不動産取引まで幅広く手掛け、公正なサービス専門性と実績に基づく信頼性の高い情報を提供している。

 

私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。

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