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福岡注文住宅を建てるための住宅ローン選択ガイド

住宅ローン選びは、家を購入する際に避けて通れない重要なステップです。特に福岡で注文住宅を建てる場合、ローンの種類や金利、条件に関する理解が不可欠です。今回は「フラット35」について詳しく解説し、その選び方を紹介します。

フラット35とは?

「フラット35」は、住宅金融支援機構が提供する住宅ローンの一つで、長期間にわたって金利が固定されるため、安定した返済計画を立てたい人にとって非常に魅力的です。特徴的なのは、金利が一定であるため、将来的な金利上昇のリスクを避けられる点です。また、借入条件が柔軟で、リノベーションが施された中古住宅や新築住宅にも利用できます。

フラット35には、一般的な「フラット35」と「フラット35 S」の2種類があります。後者は特にエコやバリアフリーなど、一定の条件を満たした住宅に対して、金利引き下げを行うという特徴があります。

フラット35とフラット35 Sの違い

フラット35には、通常のフラット35と「フラット35 S」という2種類のタイプが存在します。フラット35は、主に新築住宅や、条件を満たした中古住宅に利用されますが、フラット35 Sは、エコ住宅やバリアフリー住宅に向けて、金利が引き下げられるメリットがあります。例えば、最初の5年または10年間の金利が下がるため、長期的な返済負担が軽減される点が魅力的です。

金利と借入条件

フラット35の金利は、一般的には1.32%前後で、借入金額が少ない場合、金利は低く抑えられます。しかし、9割を超える借入金額の場合、金利が1.58%に上がるため、できるだけ自己資金を準備して、借入金額を抑えることが推奨されます。また、フラット35 Sの場合、最初の数年間の金利引き下げがあるため、最初はお得感を感じやすいです。

団体信用生命保険

団体信用生命保険への加入は必須ですが、加入すると金利が0.2%下がることがあります。この保険は、万が一の事態に備える重要な制度であり、安易に加入しない選択をしないようにしましょう。自己資金が準備できている方であれば、さらに安心してローンを利用できるでしょう。

手数料と代理店選び

フラット35の利用に際して、代理店によって手数料が異なる点も重要です。手数料が安い代理店を選ぶことで、総支払額を抑えることができます。代理店の選定は、金利だけでなく、手数料にも注目し、安価な手数料を提供している業者を選ぶことが賢明です。

適合証明書の取得

フラット35を利用するためには、住宅が適合証明書という書類を取得する必要があります。この証明書は、住宅がフラット35の基準を満たしていることを証明するもので、耐震性やバリアフリーなどが求められます。証明書の発行には費用がかかるため、事前にその費用も考慮する必要があります。

フラット35のメリットとデメリット

フラット35の最大のメリットは、金利が固定されている点です。これにより、返済計画が安定し、将来の不確実性に対して安心感を持つことができます。一方で、初期費用が高くなる可能性があり、適合証明書や自己資金の準備が求められるため、注意が必要です。

まとめ

福岡で注文住宅を建てる際には、フラット35を利用することで、金利の安定性や長期的な返済計画が可能になります。ただし、自己資金や適合証明書、代理店選びなど、細かい点に注意を払うことが大切です。自分のライフスタイルや返済計画に合った住宅ローンを選ぶことで、より安心してマイホームの購入を実現できるでしょう。

よくあるご質問(FAQ)


フラット35とはどのような住宅ローンですか?

  • 住宅金融支援機構が提供する長期固定金利型の住宅ローンです

  • 金利がずっと変わらないため、将来的な返済額が一定で安心感があります

  • 新築・中古・リノベーション住宅にも対応しています


フラット35とフラット35 Sの違いは何ですか?

  • フラット35 Sは、エコ住宅やバリアフリー住宅など一定の基準を満たした住宅が対象です

  • 金利が当初5年または10年間、0.25%程度引き下げられるメリットがあります

  • フラット35は基本的な固定金利商品、Sは優遇付きの上位版と考えるとよいでしょう


フラット35の金利はどれくらいですか?

  • 金利は時期や金融機関によって異なりますが、2025年時点で1.3%前後が目安です

  • 借入額が9割を超えると金利が1.5%以上になる場合もあるため、自己資金を多めに用意するのが理想です


団体信用生命保険には加入すべきですか?

  • 加入は任意ですが、加入することで金利が0.2%引き下げられるケースがあります

  • 返済者に万一のことがあった場合、住宅ローン残債が免除される制度なので、加入を推奨します


フラット35を利用するにはどんな書類が必要ですか?

  • 「適合証明書」という、住宅が一定の性能基準を満たしていることを示す書類が必要です

  • 耐震性や省エネ性、バリアフリー性などが評価基準となります

  • 発行には数万円の費用がかかるため、事前に確認しておきましょう


フラット35の手数料はどれくらいですか?

  • 手数料は取扱金融機関や代理店によって異なります

  • ネット銀行や一部の代理店では手数料が割安なケースもあり、総返済額に影響します

  • 金利だけでなく、手数料まで含めて比較検討することが重要です


フラット35のメリットとデメリットは何ですか?

メリット

  • 金利が固定で、返済計画が立てやすい

  • 自営業や非正規雇用でも、審査条件が比較的柔軟

デメリット

  • 一般的な変動金利型ローンと比べると、初期金利はやや高め

  • 適合証明書の取得や、自己資金の準備が必要になる場合がある


フラット35はどんな人に向いていますか?

  • 金利変動のリスクを避け、将来の家計を安定させたい人

  • 自己資金をある程度準備できる人

  • エコ住宅・長期優良住宅など、フラット35 Sの対象住宅を選ぶ人

文責 監修者 長崎秀人
福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」の代表。宅建業も営み、業界歴は35年に及び、建築士・宅地建物取引士の資格を持つ。明治30年創業の同社は、設計から施工、不動産取引まで幅広く手掛け、公正なサービス専門性と実績に基づく信頼性の高い情報を提供している。

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