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長崎材木店が語る福岡注文住宅のリノベーションと建て替えのポイント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福岡で注文住宅を検討する際、多くの方が直面するのが「リノベーションか建て替えか」という選択肢。

今回、長崎材木店が提供するYouTube動画『【ヴィンテージとポンコツ】リノベーションと建て替えどっちがお得なの?』の内容をもとに、どちらが適しているかを判断するためのポイントを解説します。

リノベーションと建て替えの違い

リノベーションはリフォームと混同されがちですが、その本質は「用途や性能を根本から見直すこと」にあります。具体的には、断熱性能の向上や耐震性の強化など、家の基礎から見直して再構築することを指します。一方、建て替えは文字通り古い建物を解体し、新築することを意味します。どちらを選ぶべきかは、家の状態や個別の事情によって異なります。

ポンコツとヴィンテージの違い

長崎材木店では、家を「ヴィンテージカー」と「スクラップになる車」に例えて説明しています。以下のポイントがその判断基準となります。

1. 建築年数

• 1981年以前の家
鉄筋の入っていない基礎が一般的で、耐震性に不安があります。この場合、基礎からの大規模改修が必要となることが多く、リノベーションより建て替えを検討したほうが合理的な場合も。

• 1981年以降の家
鉄筋が入った基礎が採用されており、耐震性が向上しています。この基準を満たす家はリノベーションで価値を高められる可能性が高いです。

• 2000年以降の家
新耐震基準が適用され、耐震性や気密性がさらに向上。この年以降の住宅であれば、リノベーションにコストをかける価値があるといえます。

2. 家の構造と思い入れ

• ヴィンテージとなり得る家
先祖代々受け継がれてきた家や立地条件が良い物件は、思い入れが価値を高める要素となります。マンションであれば、構造体がしっかりしているものはスケルトン状態からのリノベーションもおすすめです。

• ポンコツになり得る家
構造が脆弱で修繕に多額の費用が必要な家は、リノベーションしても費用対効果が見込めないことがあります。この場合は建て替えが合理的です。

リノベーションを検討する際の注意点

インスペクションの活用

最近では、インスペクション(建物診断)が広まりつつあります。資格を持つインスペクターが家の耐震性や断熱性能を診断し、リノベーションの必要性や方針を提案します。まずはインスペクターに相談することで、適切な判断が可能です。

管理状況の確認

マンションの場合、管理組合の体制や維持管理状況が重要です。立地条件が良くても、管理が行き届いていない場合はリスクが高まります。

長崎材木店の強み

長崎材木店は注文住宅の新築からリノベーション、不動産まで幅広く手掛けています。これにより、リフォーム会社とは異なり、建物全体を包括的に診断し、最適なプランを提案することが可能です。また、1級建築士やインスペクターが在籍しており、専門的な視点でのアドバイスを受けられます。

まとめ

リノベーションと建て替えは一概にどちらが優れているとは言えず、ケースバイケースです。しかし、以下のポイントを押さえることで、失敗のリスクを減らせます。

• 建築年数や耐震基準の確認
• インスペクションの活用
• 管理状況や構造体の状態の確認

思い入れのある家を守りつつ、快適な暮らしを実現するために、専門家に相談することをおすすめします。長崎材木店では、あなたの家の価値を最大限引き出すお手伝いをいたします。

 

よくあるご質問(リノベーション vs 建て替え編)


Q.リノベーションと建て替えの違いは何ですか?

  • リノベーションは、既存の家の用途や性能を根本から見直し、再構築する工事です(断熱・耐震・間取りの改善など)。

  • 建て替えは、既存建物を解体して新築を建てることを指します。


Q.1981年以前の住宅はリノベーションできますか?

  • 基礎に鉄筋が入っていないケースが多く、耐震性に不安があるため、大規模な補強が必要になります。

  • コスト・性能・安全性の面から、建て替えを推奨するケースが一般的です。


Q.1981年以降の住宅であればリノベーション可能ですか?

  • はい、新耐震基準が導入された時期であり、基礎に鉄筋が入っている可能性が高いです。

  • 状態が良ければ、リノベーションで十分対応できることもあります。


Q.2000年以降の住宅ならリノベーション向きですか?

  • 新耐震基準+気密・断熱性能も向上しているため、構造体を活かした高性能リノベーションに向いています。


Q.「ポンコツ」と「ヴィンテージ」の違いとは?

  • 長崎材木店では、構造的に修繕が難しい家=ポンコツ
     思い入れや立地・構造に価値がある家=ヴィンテージと定義しています。

  • 「修繕に多額の費用がかかるが、性能が上がらない」家は建て替えが合理的です。


Q.マンションでもリノベーションはできますか?

  • はい。構造体がしっかりしていて管理状態が良ければ、スケルトンからのリノベーションもおすすめです。

  • ただし、管理組合の運営状況は必ず確認してください。


Q.インスペクション(建物診断)は必要ですか?

  • リノベーションを前提にする場合は、インスペクションの実施を強くおすすめします。

  • 建物の耐震性・断熱性・構造体の劣化などを確認することで、無駄な工事やリスクを避けられます。


Q.長崎材木店ではどんなサポートが受けられますか?

  • 注文住宅、新築、リノベーション、不動産のすべてを自社で対応可能です。

  • 1級建築士やインスペクターが在籍しており、構造的・法的・デザイン的な視点から包括的に判断しご提案できます。


Q.結局、リノベーションと建て替えのどちらが良いのでしょうか?

  • 一概には言えません。家の状態・思い入れ・予算・立地・今後の暮らし方によって最適解は変わります。

  • 専門家とともに検討することで、後悔しない選択ができます。

 

文責 監修者 長崎秀人
福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」の代表。宅建業も営み、業界歴は35年に及び、建築士・宅地建物取引士の資格を持つ。明治30年創業の同社は、設計から施工、不動産取引まで幅広く手掛け、公正なサービス専門性と実績に基づく信頼性の高い情報を提供している。

私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。

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