こんにちは、
長崎材木店 福岡東スタジオ、設計士の西田です。
先日、お休みをいただいて、スタッフ数人で広島県の「めがひらスキー場」に行ってきました!
初心者の私は、転んでばかり…(笑)
帰宅後は、全身がしっかり筋肉痛に包まれておりました。
とはいえ、先輩の熱烈なレッスンのおかげで、昨年よりは上達した…はず!
来年は、ちゃんとしたスノボウェアを揃えたいな〜なんて思っているところです^^
そんなスノボ旅の行き帰り、車中からの景色に思わず見入ってしまう場面がありました。
朝4時に集合して、眠い目をこすりながら車に揺られていると、
山口県・広島県に入ったあたりから**「あるもの」が目についたんです。
それは、赤い屋根の家々。
福岡ではあまり見かけない色味だったこともあり、
“あれ?なんかかわいいな…”と、気がつくとその屋根ばかりを目で追っていました。
近づいてよく見ると、それはオレンジ色の瓦屋根でした。
田畑のなかに佇む日本家屋。
けれど、屋根の色のせいか、どこかヨーロッパの小さな町の風景のようにも感じられて。
「色」って、思った以上に空気感や印象を変えるんだなあと、しみじみ思いました。
気になって調べてみたところ、この瓦は**島根県の「石州瓦(せきしゅうがわら)」**だそう。
高温焼成でとても硬くて丈夫
凍害・塩害に強い
水を通しにくい特性があり、積雪地・日本海側でよく用いられる
という、まさに「地域の風土に適した素材」でした。
福岡でも、海の近く・川の近く・山あいの住宅地など、
同じ市内でも気候条件や周辺環境は大きく異なります。
全国的な数値やトレンドではなく、
「この地域に、この家族に、本当に合う家」をつくっていくこと。
それこそが、わたしたちの設計士としての役割なのかもしれない――
そんなことを思いながら、車窓を眺めていた帰り道でした^^
普段の業務ではなかなか見られない風景や、
地域ごとの建築の「違い」に触れることは、私たち設計士にとってもとても大切なインプットです。
これからも、暮らしの中にある気づきを、
設計にしっかりと活かしていきたいなと思います。
私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。