──暮らしに自然を取り込むという選択
こんにちは、長崎材木店です。
皆さんは「緑のある家」と聞いて、どんな暮らしを想像されますか?
庭に木々がそよぎ、窓辺に観葉植物が置かれ、季節ごとの変化が日々の中に溶け込んでいく。
そうした緑のある住まいには、**理屈を超えた“心地よさ”**があります。
今回は、私たちが考える「緑と家の関係性」について、家づくりの視点からお話しします。
人間は本能的に、自然にふれると安心します。
窓から見える木の葉の揺れ、庭に咲いた花、風に揺れる草の音――
それらは「視覚」や「聴覚」だけでなく、「体の感覚」までも優しく包んでくれます。
とくに、家で過ごす時間が増えた現代では、外の自然を“家の内側”に取り込む工夫が求められています。
たとえば、
リビングから庭の緑が見える
中庭や坪庭で空を感じられる
室内に植栽スペースを設ける
キッチンから季節の変化が感じられる窓配置にする
といった設計は、**「自然と共にある家」**として、長く愛される空間になります。
植物には、ストレス軽減・集中力アップ・免疫力向上など、科学的にも証明されたさまざまな効果があります。
なにより、植物を育てること自体が「時間をかける」という行為につながります。
・子どもと一緒に水やりをする
・庭で収穫したハーブを料理に使う
・季節に合わせて植物を植え替える
そんな「手間」を面倒と感じずに楽しめるのは、**“時間の流れを愛する暮らし”**がそこにあるから。
つまり緑のある家は、単なる見た目の癒しではなく、「暮らしの在り方」そのものに影響を与えるのです。
家づくりでは「建物」と「外構」は分けて考えられることが多いですが、私たちは最初から**“一体の風景”**として捉えます。
たとえば、
ウッドデッキと植栽がつながる庭
道路からの視線をやわらげる樹木
玄関アプローチに四季を感じる植栽
2階窓からも見える中庭の配置
など、家と緑が調和することで、日常が美しくなる仕掛けを丁寧に設計しています。
外構は“後回し”ではなく、“暮らしの質を決める大切な要素”です。
「手入れが大変では?」という声も多く聞かれますが、最近はローメンテナンスな植栽計画も主流です。
たとえば、
雑草が生えにくい下草やグランドカバーを取り入れる
成長が穏やかな樹種(アオダモ・ヤマボウシなど)を選ぶ
自動潅水システムを導入する
など、手間を最小限に抑えながらも、自然と共に暮らす豊かさを手に入れることは可能です。
また、植栽のプロである当社外構部門「にわつく」と連携し、お引き渡し後の庭メンテナンスやリガーデンのご相談もお受けしています。
Q. 庭の手入れができるか不安です。初心者でも管理しやすい植栽はありますか?
→ はい、あります。たとえば常緑ヤマボウシやソヨゴ、アオダモなどは成長がゆるやかで剪定も少なく済むためおすすめです。
Q. 子どもと一緒に楽しめる植栽には何がありますか?
→ ミントやローズマリーなどのハーブ類は香りもよく育てやすいため人気です。また、ブルーベリーやレモンなどの果樹も収穫の楽しみがあります。
Q. 緑のある設計は坪庭や中庭がないと難しいですか?
→ いいえ、小さなスペースでも十分に自然を取り入れることが可能です。ベランダや窓辺、玄関まわりなど場所に応じた工夫をご提案いたします。
Q. 外構工事は家とは別に依頼が必要ですか?
→ 長崎材木店では建物設計と一体での外構提案を行っています。自社外構ブランド「にわつく」が、デザインから施工・メンテナンスまで対応しますのでご安心ください。
最後に――
緑は、家を完成させるための“仕上げ”であり、“始まり”でもあります。
建物だけではまだ“箱”の状態。
そこに自然が入ってくることで、「暮らし」という物語が動き出すのだと思います。
“美しく、時間に耐える家”
“心がほっとする景色がある家”
そんな家づくりをご一緒できたら嬉しいです。
緑のある住まいに興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
長崎材木店のスタジオやモデルハウスでも、自然とつながる暮らしを体感していただけます。