こんにちは。
長崎材木店一級建築士事務所、施工管理の鬼丸です。
今回は、まもなくお引き渡しとなる、とても印象深い現場をご紹介します。
高台に建つこの家は、**「思い出を引き継ぐ住まい」**として、ご家族の物語を静かに刻み始めようとしています。
この家は、もともとご家族が長年住まわれていた思い出の土地に建てられた新しい住まいです。
敷地には大切に育てられてきた植栽が残され、
その間から見えるのが、朝・昼・夜、そして四季折々に表情を変える風景です。
朝、やわらかい光が差し込む中で始まる一日
昼、遠くまで見渡せる抜けのある景色
夜、お部屋の照明がもれるあたたかな表情
春の芽吹き、夏の青葉、秋の紅葉、冬の静けさ
この家に立つと、「景色と一緒に暮らす」とはこういうことかと、あらためて感じさせられます。
建て替えという選択には、古い家への愛着と別れ、そして新しい生活への期待があります。
この現場でも、解体前にはご家族で記念写真を撮られ、
「ここで育った時間を、次の家にちゃんとつなぎたい」とお話しくださいました。
私たちは、そうした思いを図面にも現場にも丁寧に織り込むことを大切にしています。
お引渡しが近づくと、毎回、少しさみしい気持ちになります。
けれどそれ以上に、
この家で、どんな日常が始まり、
どんな風に季節を感じて、
どんな思い出が積み重なっていくのか——
そう想像できるのが、私たち施工管理の“誇り”でもあります。
A. はい、可能です。事前に計画に取り入れることで、思い出の樹木や石などを新しい庭やアプローチに組み込むことができます。
A. 見晴らしがよく、風通しも良好で景観重視の家づくりに適しています。一方で、造成・擁壁・排水計画など専門的な検討が必要です。
A. 長崎材木店では、定期点検・アフターフォローを実施しています。家守りとして、永く安心してお住まいいただける体制を整えています。
A. 設計段階からの相談がおすすめです。眺望を最大限活かす窓配置や動線計画を、設計士とともにご提案いたします。
家づくりは、“ゼロからつくる”ことばかりではありません。
そこにあった記憶や空気感を受け継ぎながら、新しい時間を育てていくこともまた、豊かな住まい方の一つです。
これからも、人の暮らしに寄り添う家を、誠実につくり続けたいと思います。
私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。