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【プロが教えるメンテナンス術】引き戸の簡単な調整方法とは?|長崎材木店ハウスレスキュー

【プロが教えるメンテナンス術】引き戸の簡単な調整方法とは?|長崎材木店ハウスレスキュー

こんにちは。ハウスレスキュー・メンテナンス担当の實渕(みぶち)です。

今回は、日常よくある「引き戸の開け閉めが重たい・擦れる」といったお悩みにお応えして、ご自宅で簡単にできる引き戸の調整方法をご紹介します。


なぜ引き戸は重くなるの?

無垢材や自然素材でつくられた住まいでは、木が生きています。

柱や梁と同じように、**温度や湿度・天候(雨・晴れ)**によって木材が膨張・収縮・反りを繰り返しながら、年月とともに少しずつ落ち着いていきます。

こうした木の動きによって、建具同士が干渉して擦れたり、引き戸が開けにくくなったりすることがあります。

でもご安心ください。以下の方法で簡単に改善することができます。


実践!引き戸の簡単な調整方法

方法①|厚手のダンボールで木の反りを戻す

引き戸が片側に擦って開けにくい場合、まずは厚手のダンボールを擦っている箇所に挟み、そのまま1〜2日間放置してみてください。

→ 木が元に戻ろうとする力で、自然に反りが軽減される場合があります。

これは、無垢材ならではの対応方法。自然素材の家ならではの「ちょっとした手入れ」で、住まいはまた快適になります。


方法②|プラスドライバーで引き戸を調整する

多くの引き戸には、上部に**調整ネジ(+ドライバー対応)**が備え付けられています。

  • ① 上下調整ネジ:扉の高さを調整できます(左右両側の上部にあります)
  • ② 左右調整ネジ:レールに対して左右方向の隙間を調整します

この2つを使い分けることで、引き戸のズレや擦れがほとんど解消できます。

難しそうに感じますが、一度覚えれば簡単です。暮らしの中で“住まいに触れる時間”として、ぜひチャレンジしてみてください!


無垢材と暮らす家だからこそ

木の家は、手をかければかけるほど、住まい手に馴染んできます。

建具が反ることも、傷がつくことも、すべてが「家の表情」。

直せばいい。整えればいい。そう思える余白があるのが、無垢材の良さであり、自然素材の住まいの魅力です。

長崎材木店では、お引渡し後も“木と暮らすためのサポート”として、「ハウスレスキュー」を行っています。


次回予告

次回は「開き戸の調整方法」についてご紹介予定です。お楽しみに!


よくある質問(FAQ)

Q. 引き戸が擦れて音がします。放置しても大丈夫ですか?
A. 擦れは建具やレールに負荷をかける原因になります。できるだけ早めに調整をおすすめします。


Q. ネジの位置が分かりません。どうやって探せばいいですか?
A. 引き戸の上部(左右両端)を確認すると、+ドライバーで回せる小さなネジがあります。見つけにくい場合は、懐中電灯などで照らしてみましょう。


Q. 木の反りを戻すのにダンボール以外でも代用できますか?
A. 軽い圧をかけるものなら新聞紙の束やフェルトシートなどでも代用可能ですが、厚手のダンボールが最も安定しておすすめです。


Q. 無垢の木は扱いが難しいですか?
A. 木の動きはありますが、その分愛着も湧きやすく、自分で手を入れて育てていく感覚があります。長く住み続けるほどに「自分の家」になっていくのが無垢材の魅力です。


長崎材木店では、お引渡し後も暮らしに寄り添うメンテナンスサポート「ハウスレスキュー」を行っています。

ご自宅のお困りごともお気軽にご相談ください。

 

私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。

 

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