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はじめての家づくり完全ガイド|福岡で注文住宅を建てる前に知っておくべきこと

はじめての家づくり完全ガイド|福岡で注文住宅を建てる前に知っておくべきこと

家を建てたい──でも、何から始めればいいのかわからない。そんな不安を抱える方に向けて、福岡で家づくりを始める前に知っておくべき基本と、建売住宅との違いや選び方のヒントを、わかりやすくまとめました。


福岡で注文住宅を建てる前に押さえておきたい5つのこと

1. 土地選びは「ハザードマップ」と「地域性」で決まる

福岡は、海沿い・山沿い・都市部とエリアによって気候や地盤が大きく異なります。高潮・洪水リスクがある地域、地盤が弱いエリアもあるため、土地選びの際には必ずハザードマップを確認しましょう。

さらに「用途地域(第一種低層住居専用地域など)」「建蔽率・容積率」「道路付け」なども家の計画に大きく関わるため、土地選びと建物設計はセットで考えるのがベストです。


2. 住宅会社選びが家の品質を左右する

注文住宅を建てる際には、以下の3タイプの住宅会社から選ぶことが一般的です:

  • ハウスメーカー: 全国展開・ブランド力・展示場が多く、プランが豊富。品質は安定しているが、価格はやや高め。
  • 地域密着型工務店: 柔軟な対応が可能で、コストパフォーマンスが高い。現場の対応力や職人の技術にばらつきがある場合も。
  • 設計事務所(建築士): デザイン性・暮らし方の提案力に優れ、唯一無二の家が実現できる。ただし施工会社との連携力が重要。

選ぶ際は「施工事例」「建築中の現場」「スタッフとの相性」「保証制度」「アフター対応」などを確認しましょう。


3. 費用相場を把握し「諸経費」に備える

● 建築費の目安(2025年福岡)

  • 建物本体価格(30〜35坪):2,500万〜3,500万円
  • 土地代:1,000万〜2,500万円(立地による)
  • 諸経費:300万〜600万円
    • 登記・融資手数料・火災保険・地盤改良・外構・照明・カーテンなど

● 自己資金の考え方

自己資金は最低でも総額の10〜20%を用意するのが理想。諸経費部分は現金支払いが基本のため、事前準備が重要です。


4. 補助金・優遇制度を活用しよう

2025年時点で活用可能な主な制度は以下の通りです:

  • ZEH(ゼロエネルギー住宅)補助金: 太陽光・断熱仕様など一定基準を満たすと最大55万円〜
  • こどもエコすまい支援事業(後継制度): 子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に最大100万円の補助
  • フラット35S金利優遇: 長期優良住宅などの認定で、当初10年間金利0.25%引き下げ
  • 福岡市・久留米市・北九州市などの自治体支援: 移住・子育て促進給付金、住宅取得奨励金など

多くの制度は「設計・契約前の申請が必須」であるため、制度活用を前提に住宅会社と相談することが重要です。


5. 「暮らし方」を想像して間取りを考える

良い間取りとは「住みやすさ=動線設計+採光+収納」のバランス。

  • 朝の支度がスムーズか
  • 洗濯・物干し・収納が近接しているか
  • 家族の気配が感じられる配置になっているか
  • 掃除やメンテナンスがしやすいか

このような視点で“実際の暮らし”をベースに間取りを検討すると、住み始めてからの満足度が大きく違います。


建売住宅と注文住宅、福岡での選び方

建売住宅の特徴

  • 価格が安い(3,000万円前後〜)
  • 土地と建物がセット、すぐ入居可能
  • 現物を見て決められる安心感
  • デザイン・性能・間取りは基本的に選べない

注文住宅の特徴

  • 間取り・素材・性能を自由に設計可能
  • 家族のライフスタイルに合わせて最適化できる
  • 完成まで半年〜1年と時間がかかる
  • 打ち合わせ・決定事項が多く、予算管理も重要

向いているのはどちら?

項目 建売住宅向き 注文住宅向き
費用 安く抑えたい 内容次第で高くなるが自由設計
スピード 早く入居したい じっくり計画したい
間取り・性能 特にこだわりはない 暮らしに合わせて考えたい
家族構成・将来設計 一般的な家族構成・短期的視点 子育て・老後・二世帯など長期視点で設計

【FAQ】

Q:福岡で注文住宅を建てるにはまず何をすればいい? A:資金計画 → 土地探し → 住宅会社選びの順で進めるのが理想です。設計相談は早めにスタートすると制度活用がしやすくなります。

Q:土地探しで気をつけるポイントは? A:ハザードマップ、地盤調査、接道条件、用途地域、建築制限を確認しましょう。

Q:建売と注文住宅、最終的にどちらが得? A:価格では建売、満足度や住みやすさでは注文住宅が有利です。長く住むほどその差は広がります。

Q:建物以外にかかる費用には何がありますか? A:登記費用、住宅ローン手数料、火災保険、外構工事、照明・カーテン、地盤改良などがあります。総額で300〜600万円ほどが目安です。

Q:補助金はどうすれば使えますか? A:住宅の性能(ZEH・長期優良住宅)や世帯条件(子育て・若者世帯)が合致していれば対象になります。設計前に確認・申請が必要です。

Q:ハウスメーカーと工務店、どちらが安心? A:品質の安定性とブランドならハウスメーカー、柔軟な設計や地域密着の対応力を重視するなら工務店がおすすめです。

詳細な情報や具体的なアドバイスについては、弊社設計士までお尋ねください。

文責・監修:長崎秀人
福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」代表。
業界歴35年、建築士・宅地建物取引士資格保有。
設計から施工、不動産取引まで一貫対応する体制で、信頼性の高い住まいづくりを支え続けている。

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