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【暮らしの中の庭を考える】

【暮らしの中の庭を考える】

こんにちは。ガーデン担当の引地です。

先日、とある地方のお屋敷を訪れる機会がありました。
そこには、今ではなかなかお目にかかれないような「昔ながらの庭の風景」が広がっていました。

主庭、露地、中庭、坪庭……。
それぞれに意味があり、丁寧に手入れされた庭木や石、通り抜ける風。
歩くたびに視界が変わるような設計で、まるで一幅の絵の中を歩いているような感覚でした。

その瞬間、改めて思いました。
「庭は、暮らしの“余白”であり、“奥行き”なんだな」と。


■ 庭は、時間を溜める場所

家は、生活を守る器。
一方で庭は、生活に“静けさ”や“間”をもたらす場所です。

慌ただしい日常の中で、ふと腰を下ろし、
風に揺れる葉の音を聞く、鳥のさえずりに気づく。
小さな虫や花の変化に目を留める。

何か“する”ための空間ではなく、
「ただ、そこにある」ことで、私たちの内側を整えてくれるのが庭なのだと思います。


■ 土地が狭くなっても「庭の思想」は持てる

都市部では、庭を広く確保することが難しいことも多いです。
しかし、広さ=庭の豊かさではありません。

たとえば、

  • キッチンの窓から見えるハーブの鉢植え

  • ダイニングの視線の先に植えた株立ちの常緑樹

  • リビングと外をつなぐ小さなウッドデッキ

  • 勝手口わきに置いた鉢植えの山野草

ほんの数歩分でも、植物と空の抜け感があるだけで、人の暮らしには呼吸が生まれます。

つまり、“庭の思想”を持つことが大切であり、
設計段階から暮らしにどう「自然」を取り入れるかを一緒に考えることが私たちの仕事です。


■ 庭は「誰かのため」にもある

最後にもうひとつ。
庭は「家の顔」であり、家族や友人、地域の人との関係をゆるやかにつなぐ場所でもあります。

道路と家の間にほんの少しの緑があることで、
前を通る人が足を止めることがあるかもしれません。
訪れたお客様が「いいですね」と言ってくれるかもしれません。

それは、その家の「内と外」をつなぐ、最初のコミュニケーションでもあるのです。


FAQ|庭づくりに関するよくあるご質問

Q:狭い土地でも庭はつくれますか?
・はい、可能です。
・坪庭・鉢植え・壁面緑化・玄関脇のシンボルツリーなど、省スペースでも工夫次第で自然を取り込めます。

Q:手入れが大変ではありませんか?
・最近ではローメンテナンスな庭づくりが主流です。
・雑草が生えにくい仕上げや、手間のかからない常緑樹などを選ぶことで負担を軽減できます。

Q:家と庭は別々に考えるものですか?
・いいえ。家と庭は一体で考えるのが理想です。
・設計段階から、窓の位置・視線の抜け・季節ごとの変化まで含めた提案を行います。

Q:ウッドデッキや外構もお願いできますか?
・はい。弊社グループ「にわつく」では、家と庭をトータルに設計・施工しています。
・外構、フェンス、植栽、照明まで一貫して対応可能です。

Q:庭のリフォームはできますか?
・もちろん可能です。
・ライフスタイルやお子様の成長に合わせて「庭の使い方」を変えるご提案も行っています。


ご相談はいつでもお気軽に。
「暮らしの中に、緑の居場所を。」
そんな小さな一歩から、お手伝いさせていただきます。

私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。

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