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【薪ストーブのある暮らし】薪割りから始まる、火のある冬の準備|福岡での自然な住まいの楽しみ方

【薪ストーブのある暮らし】薪割りから始まる、火のある冬の準備|福岡での自然な住まいの楽しみ方

こんにちは。福岡東スタジオ設計士の西田です。

朝晩の冷え込みが強くなり、いよいよ薪ストーブの季節がやってきました。

弊社のモデルハウスでも、毎年恒例の**「薪割り大会」**が開催され、たくさんのご家族にご参加いただきました。

その中には、今年の夏にお引渡しをしたH様ご家族の姿も。
はじめての薪割り、そして「火入れ」という大切な儀式を、ご家族で丁寧に体験されていたのが印象的でした。


■ 薪ストーブの暮らしは「準備」から始まる

薪ストーブのある家では、冬が来る前に準備が始まります。

とくに重要なのが**「薪割り」**。

H様ご主人も、最初は少し苦戦されていましたが、木の割れやすい方向を見極めながらコツを掴み、3時間かけてしっかりと冬支度をされました。

割った薪はすぐには使えません。生木をしっかり乾燥させるため、1年かけて薪棚で寝かせておきます
来年の冬には、今日の薪が“火の主役”になるんですね。


■ 午後からは、薪ストーブの「火入れ式」

午後は、H様邸の薪ストーブに初めて火を入れる「慣らし焚き」。

担当スタッフのレクチャーを受けながら、エクスプローラー(ダッチウエストジャパン製)の扉を開け、着火材に火を灯すと、やさしい炎が静かに立ち上がってきました。

お子さまも、ゆらゆらと揺れる炎を見つめながら、「火って生きてるみたい…」と、ひと言。

こうした体験は、**電気やガスでは得られない「自然と向き合う暮らしの入り口」**かもしれません。


■ 着火方法の基本|はじめての方へも分かりやすく

薪ストーブの着火は、少しコツがいります。以下は基本的な手順です:

【薪ストーブの着火方法】

  1. 炉内を掃除(前回の灰やススをきれいに)

  2. 細かく割った薪(焚き付け)と着火材を組む

  3. 空気調整レバーを全開にして、着火

  4. 炎が安定したら、太めの薪を追加

  5. 本体が十分に温まってから空気量を調整

🔥 ポイント
最初の火は「空気」とのバランスが大切
慣らし焚きは短時間・弱火で行うこと

「火を育てる」感覚が身につくと、薪ストーブは格別に愛着の湧く存在になります。


■ 薪ストーブとともに過ごす冬の時間

H様邸の薪ストーブ初日。

1時間の慣らし焚きで、室内はぽかぽかどころか暑いくらいに。

薪の持ちもよく、しばらく火を見つめているだけで時間を忘れるほど。
料理上手な奥様の「薪ストーブ料理」も、これから本領発揮とのこと。

薪ストーブは、単なる暖房器具ではありません。

  • 火のある時間を楽しむ

  • 家族の会話が増える

  • 子どもが自然を学ぶ

  • 家が“もっと好きになる”

そんな暮らしの真ん中に火があるのです。


■ FAQ:薪ストーブのある暮らしに関するよくある質問

Q. 薪ストーブは福岡のような暖かい地域でも必要ですか?
→ 十分に楽しめます。福岡でも冬は冷え込む日があり、薪ストーブは暖房+癒しとして人気です。

Q. 薪割りは毎年必要ですか?
→ 薪を自家調達される場合は必要ですが、乾燥済みの薪を購入する方法もあります。楽しみのひとつとして捉える方も多いです。

Q. 薪はどれくらい必要?
→ 使用頻度や機種によりますが、フルシーズン使うなら1~1.5トン程度。薪棚の設計もご相談ください。

Q. 着火に失敗しやすいのはなぜ?
→ 薪が湿っていたり、空気が足りない場合に失敗しがちです。乾燥薪と空気調整が鍵です。

Q. メンテナンスは必要?
→ 年に1回の煙突掃除や、ガスケット交換などが必要です。メンテナンスのサポートも行っています。


■ 最後に|“火と暮らす家”という豊かさ

薪ストーブがあると、家に「時間」が流れはじめます

炎を見ながら語らう時間、火を囲んで料理をする時間、薪を割る音を聞く時間…

私たち長崎材木店では、ただ暖かいだけではない、「心まで温まる家づくり」を目指しています。

薪ストーブにご興味がある方は、モデルハウスでの体験や見学も随時受付中です。
ぜひ、ご家族で“火と暮らす”未来を体感しにいらしてください。

【設計・文:西田/監修:長崎秀人】

 

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