こんにちは、長崎材木店一級建築士事務所の保育士の川間です。
福岡県福津市津屋崎に弊社のモデルハウスが建っているのですが、
見学にいらっしゃるお客様から
「老後のことを考えると浴室が2階なのは・・・」という声をお聞きします。
2階に浴室があることに抵抗を感じる方が多いようです。
ここで、少し私のお話をさせていただきます。
注文住宅で作った私の実家は築25年、間取りは・・・
1階・・・LDK、和室、父と母の書斎、トイレ
2階・・・浴室・洗面、寝室、子ども部屋、WIC
2階に浴室がある実家で生まれ育った私は、2階に浴室があることに全く違和感を感じず、
お客様のご意見に「なるほど!確かにそういう問題も出てくるかもしれない」と正直納得したのでした。
それと同時に、
50代の両親ももしかしたら老後のことを考える今のタイミングで「老後の2階浴室問題」にぶつかっているのではないだろうかと気になり、
すぐに両親に連絡を入れ「浴室を2階にしたことで不便はないか。当時老後のことは考えなかったのか。」と直球で質問しました。
すると、
「階段が上がれなくなるくらいならきっとお風呂にも一人で入れないだろうし、その時はサービスを受ければいいかと思ってる」
「そうなったときはリフォームしてもいい」
「長生きするか分からないのに、せっかく建てる家を老後のことを考えて30年も40年も我慢したくなかった」
となんともシンプルな答えが返ってきました。
実際に2階に浴室のある家で生活している両親の意見もド正論でこれまた納得。
当時親戚や友人からも止められたそうですが、
両親は「今も全く後悔していない、2階お風呂にしてよかった」と嬉しそうに話していました。
ちなみに2階浴室にした理由は
風呂好きの父がまわりを気にせずに大開口窓で景色を一望したい!からとのこと。
2階浴室という間取りにはメリットもデメリットも存在し、
視点を変えるだけでこんなに受け取り方が違うのかと考えさせられました。
浴室は1階でも2階でも、きっと正解はないんです。
正解はない家づくりですから、思い込みや固定概念に縛られず、
楽しい家づくりをしていただければなぁと思います。
私の両親も老後のことは考えていたようですが、
まわりを気にせずに大開口窓で景色を一望したい!という父の希望を叶えるために
いろんな視点から老後の過ごし方を考え試行錯誤したことで叶えた2階浴室。
もちろんデメリットもありますが、
今でも大満足!と言っている両親の家づくりは大成功だったのではないかと思います♪
女性スタッフやベテランの設計士などが数名でチームを組み、
さまざまな視点から皆さまのご希望を叶えるご提案をさせていただきお客様とお打ち合わせをしております。
皆さまの
「やりたいこと」
「譲れないこと」
「こだわりたいこと」
「どうしても叶えたいこと」
を是非一度、お話をお聞かせください。
何年たっても「大好きだ」と言えるお家づくりを一緒にしましょう!
2階お風呂についての関連レポートのリンクを貼っておきます。2階にお風呂を作ることで、寝室の近くに配置する利点とは
こちらも参考にしていただければ幸いです。
Q. 2階にお風呂をつくるデメリットは? A. 階段の昇降が必要になる点や、場合によっては配管コストが上がることも。ただし、設計次第で対策は十分可能です。
Q. 老後の生活が心配ですが? A. 初期設計の段階で手すりや階段幅、将来的なリフォーム前提の余白を組み込めば、安心感が高まります。
Q. 景観重視の設計はできますか? A. はい。窓の配置や高さ、隣地条件などを考慮しながら、大開口の景色が楽しめる設計も可能です。
思い込みや固定概念から自由になったとき、 家づくりはもっと“自分らしく”なれる。
「今が好き」な暮らしと、「将来も安心」な設計。 その両方を一緒に考える家づくり、私たちがご提案します。
私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。