福岡県注文住宅 | 株式会社長崎材木店一級建築士事務所 | 設計士と作る素敵な家 自由設計デザイン
「福岡注文住宅」

TEL092-942-2745

営業時間 9:00〜18:00 (水・木曜定休)

家づくり情報 住宅専科

Specialist

注文住宅を建てるなら絶対に知っておきたい! 一戸建て住宅は狙われやすい?今からできる6つの防犯アイデア

【防犯対策まとめ】注文住宅を建てるなら絶対に知っておきたい!

一戸建て住宅は狙われやすい?今からできる6つの防犯アイデア

なぜ一戸建て住宅は空き巣に狙われやすいのか?

実は、空き巣などの「侵入窃盗」はマンションよりも一戸建ての住宅で多く発生しています。
警視庁のデータによると、令和5年の住宅への侵入窃盗のうち、一戸建て住宅が全体の30.5%と最も多く、今も増加傾向にあります。

【令和5年・侵入窃盗件数】
住宅侵入:17,469件(前年比11.3%増)
うち一戸建て:30.5%で最多

つまり、これから注文住宅を建てる方にとって、防犯対策は「住み始めてから考える」では遅いのです。計画段階から防犯設計を取り入れることで、安心できる暮らしが実現できます。

注文住宅で取り入れたい!防犯性を高める6つの方法

1. センサー付き照明の設置

人感センサー付きの照明は、不審者の接近にすぐ気づける防犯の第一歩
最近ではソーラー式・電池式など後付け可能なタイプもありますが、本格的に導入するなら、新築時に配線計画をしておくことがベストです。

2. 死角を狙わせない!防犯カメラの設置

玄関横や勝手口、裏庭など、「人目が届きにくい場所」こそカメラを設置
カメラの存在そのものが不審者への強力な抑止力になります。
セコム・ALSOKなどのセキュリティ会社のカメラを採用すれば、録画・モニター・異常検知まで一括管理できます。

3. 狙われやすい窓に「防犯合わせガラス」

侵入窃盗の55.2%は「窓」からの侵入です。
防犯性能の高い「合わせガラス」は、2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟んだ構造で、割れにくく、破片が飛び散らない特徴があります。
窓からの侵入を防ぐために、新築時は寝室・リビング・浴室などの窓を重点的に検討しましょう。

4. 砂利で足音を出す「心理的な防犯」

建物周囲に音が出る防犯砂利を敷くことで、侵入者が音を嫌って近づきにくくなる効果があります。
裏庭や勝手口まわり、隣地と接する部分に敷くだけで抑止力アップ。

5. ピッキングされにくい「ディンプルキー」

玄関や勝手口には、防犯性の高い鍵を。
ディンプルキーは、ピッキングが難しく、複製もしにくい安全な鍵として人気です。
また、補助錠の追加やダブルロック仕様の窓サッシの採用も有効です。

6. ホームセキュリティシステムの導入

本格的な防犯を希望するなら、SECOMなどのホームセキュリティも検討してみましょう。
不審者の侵入や異常を感知し、すぐに通知・駆けつけてくれる安心の仕組みです。

よくある質問(FAQ

Q. 一戸建て住宅では、どの防犯対策が一番効果的ですか?

A. 最も効果的なのは「複合的な対策」です。センサーライト、合わせ防犯ガラス、防犯砂利、防犯カメラなどを組み合わせることで、侵入の難易度とリスクを高めることができます。

Q. 防犯カメラはどこに設置するのが効果的?

A. 玄関、勝手口、裏庭など「死角になる場所」や「足場がある窓付近」が効果的です。
配線の関係もあるので、新築計画時に設計士と相談を。

Q. 防犯合わせガラスは全窓に必要ですか?

A. すべてに使う必要はありません。死角になる小窓、掃き出し窓、勝手口など狙われやすい窓を重点的に採用しましょう。

Q. ホームセキュリティの費用はどれくらい?

A. 初期工事費が515万円程度、月額費用は990円~4,000円程度が一般的です。
無料の資料請求や見積りが可能。

まとめ:防犯は「設計段階」で差がつく!

一戸建て住宅は「自由に設計できる」反面、防犯の弱点が生まれやすい住まいです。
しかし、設計の段階から防犯を意識することで、被害のリスクを最小限に抑えることができます。

一戸建て住宅の防犯対策チェックリスト

  • センサー付き照明を導入
  • 防犯カメラを死角に設置
  • 防犯合わせガラスを採用
  • 音が出る砂利を建物周囲に
  • ピッキング対策の鍵を使用
  • ホームセキュリティを導入検討

安心して暮らせる家は、防犯性の高い家から。
まずは家づくりのパートナーと、防犯について話すことから始めてみませんか?

福岡に関する防犯対策

はじめに:なぜ「福岡での防犯対策」が必要なのか?

福岡県は全国的にも人口が多く、都市部と郊外が複雑に入り組む地域です。都市部の空き家・密集地、郊外の住宅密集地・通り抜けの多い道沿いなど、場所によって防犯リスクの性質が異なります。

【福岡の住宅事情と空き巣の関係】
・「勝手口から入れる」住宅が多い
・裏路地や田畑が隣接して死角になりやすい
・バルコニーからの侵入も目立つ
・共働き・不在時間の長い家庭が多い

【実例から学ぶ】福岡の防犯事情と家づくりの落とし穴

ケース①:人通りが多いのに死角だらけの玄関

福岡市の分譲地。東道路の角地にある一戸建て住宅で、正面から玄関が見えづらく、不審者がしゃがんでも気づかれにくい構造に。

対策:門塀を高くせず、センサーライトと防犯カメラを組み合わせて見える化。照明計画を設計段階で盛り込んだことで、不審者の滞在を激減。

ケース②:勝手口+物置で「隠れるスペース」ができていた

福津市の住宅街。**キッチン勝手口横に物置を設置したことで、人が完全に隠れるスペースに。**周囲に人目がない時間帯に侵入を試みた痕跡が発見され、未遂に終わった事例。

対策:人感センサー付き照明+防犯砂利+合わせガラスの組み合わせで再発防止。

【設計段階で差が出る】福岡で建てるなら取り入れたい防犯設計6

  1. 表と裏の「明るさ格差」をなくす
     →南面だけでなく北側にも適切な照明を。
  2. 勝手口・物干し場まわりの死角を潰す
     →人目+光の通り道を意識した設計を。
  3. 侵入口となりやすい窓を絞って設計する
     →防犯合わせガラス+シャッター併用。
  4. 玄関は見せる場所に配置する
     →通りから見える、門扉・照明とのセット設計。
  5. カメラは「威嚇」のために目立たせる
     →玄関まわりに「録画中」サインと併用。
  6. セキュリティ会社との連携は初期段階から
     →「配線できないから後付け不可」にならないよう注意。

よくある質問(FAQ

Q. 福岡で防犯に強い住宅を建てたいのですが、ハウスメーカーに伝えるべきことは?

A. 「カメラの設置予定」「センサー照明の設置位置」「合わせガラスを採用したい窓」「将来的なホームセキュリティ導入」などは、設計初期から伝えておくと、配線・下地準備をしてもらいやすくなります。

Q. 福岡市内では空き巣は多いですか?

A. 福岡市は九州最大の都市圏であり、人口が集中する分、空き巣の認知件数も一定数あります。特に都市型の密集住宅地では「玄関の視認性」が重要です。

まとめ:福岡で安心して暮らすための「防犯設計」

福岡で注文住宅を建てるなら、「災害対策」や「断熱性能」だけでなく、日々の安心を守る防犯設計こそが家の本当の価値を決める要素です。

  • 🔒 都市部でも郊外でも「死角」は生まれる
  • 🔒 家が完成してからではできない対策もある
  • 🔒 防犯は「設計者と一緒に考える」もの

 

詳細な情報や具体的なアドバイスについては、弊社設計士までお尋ねください。

文責・監修:長崎秀人
福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」代表。
業界歴35年、建築士・宅地建物取引士資格保有。
設計から施工、不動産取引まで一貫対応する体制で、信頼性の高い住まいづくりを支え続けている。

家づくり情報 住宅専科一覧

家づくり情報 住宅専科一覧へ