設計アシスタントの坂井です。ここだけの裏技お得情報をお伝えいたします。
梅雨の季節になると、家の中に湿気がたまりやすくなります。とくに悩ましいのが衣類の湿気対策。
「気づいたらクローゼットの中がジメジメ…」
「お気に入りの洋服にカビが…」
そんな経験、ありませんか?
我が家でも、毎年この時期になるとウオークインクローゼットの湿気がひどく、衣類のコンディションが心配のタネでした。そんなとき、昨年から小型の除湿乾燥機をウオークインクローゼット内に設置したところ、驚くほど効果がありました。
使っているのは、家庭用の2リットルタンクの小型除湿乾燥機。これを朝から稼働させると、なんと半日でタンクが満水になるほど、ぐんぐん湿気を吸ってくれるんです。
それもそのはず。
クローゼットの中にはたくさんの衣服が吊るされていますが、布は空気中の湿気を吸収しやすい素材。クローゼット自体が“湿気をため込む空間”になってしまっていたわけです。
除湿乾燥機をかけたあとのクローゼットに入ると、空気がカラッとしていて、衣類もサラサラ。まるで衣類乾燥室のような快適さです。
カビの心配もなくなり、あのイヤなにおいとも無縁に。洗濯後の服を一時的にかけておくスペースとしても活用できるようになりました。
「クローゼットの中に除湿乾燥機なんて入れて大丈夫?」と最初は思っていましたが、設置から1年が経ち、結論はこうです。
「もっと早くやっておけばよかった!」
湿気がこもりがちな収納空間だからこそ、ピンポイントで除湿してあげるのがベスト。特に梅雨時期のウオークインクローゼットには、かなりおすすめできる“裏技的”な使い方です。
はい、大丈夫です。
小型タイプであれば熱も音もそれほど気にならず、壁や衣類から適切な距離をとれば安全に使用できます。ネットで8000円くらいのものを私は使っています。
定期的な排水や清掃は忘れずに。
機種にもよりますが、2リットルタンクのモデルで半日〜1日で満水になることが多いです。
湿気が多い日はさらに吸湿量がびっくりするくらい増えます。
非常に効果的です。
湿度が60%以上になるとカビが繁殖しやすくなりますが、除湿乾燥機を使えば50%前後にキープでき、カビの発生リスクを大幅に下げられます。
クローゼット内の通気性が悪い場所や、壁から離して風通しを確保できる場所がおすすめです。
衣類に直接風が当たるように配置すると、より効率的な除湿効果が得られます。
除湿剤は一時的に湿気を吸収しますが、除湿乾燥機は電気を使って積極的に除湿するため、湿度が高い環境には除湿機の方が圧倒的に効果的です。
文責・監修:長崎秀人
福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」代表。
業界歴35年、建築士・宅地建物取引士資格保有。
設計から施工、不動産取引まで一貫対応する体制で、信頼性の高い住まいづくりを支え続けている。
私たち長崎材木店一級建築士事務所は、“より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。