|田中 明日香(2017年1月中途採用)ガーデン事業部

外構の設計から転職したはずが、また外構。
社内移動の可能性も期待して入社しました。

中途採用ですが、それまでは?

普通科の高校を出たあと、3年ほど長崎県でバスガイドをしていました。その後、父が地元で工務店をしていたこともあって住宅に関することに興味があり、大手建設会社の関連会社で*外構の設計、施工などを行っているT社に入り、設計を3年半ほどしていました。
(*外構=建物本体以外の外部まわりの舗装、排水、造園植栽など)

外構が何か知ってて?

実は前の会社を受ける時点では何にもわかっていませんでした。それなのに、何も知らないままで行くのはダメだと思い、3ヶ月間、長崎県の職業訓練校で*CADを学びました。でも、*CADが何なのかもわかっていなかったんですよ。T社の面接で初めて外構の仕事での求人であることを知ったほどでした。
(*CAD=コンピューターを用いて設計する)

その後、長崎材木店に転職したのは?

T社にいたときはお客さまと顔を合わさず、外構の設計ばかりの毎日でした。前職でバスガイドをしていたのは人と接するのが好きだったからなので、そんな状況がいやで、「住宅の営業」を探し始めました。紹介されて知った長崎材木店のHPを見たら、素直にやっていることがかっこよくて、父の影響で木造へのこだわりもいいなぁと、長崎材木店に応募しました。

でも、希望の「住宅の営業」ではなかった?

面接で、またしても「外構(ガーデン事業部)はどうか?」と言われましたが、何年かしたら移動して、自分が一番したかったこともできるかなと思い、受け入れることができました。

コーディネートや植栽など、仕事の幅が増えたことで、人との触れ合い以上のプラスがありました。

入ってみたら?

ガーデン事業部は外構の設計もするし、現場をみたりもします。まずはヒヤリングして、お客さまのご要望やお悩みを聞いてから現地に向かい、測量したり、写真を撮ったりして、それから図面に起こし、植物を植えて、お引き渡しまで。

それを一人でこなす?

先輩と仕事をさせていただきながら覚えて、去年の8月くらいから一人で動くようになりました。「新卒じゃないんだから1年もたてば一人前にならなきゃね」と軽いプレッシャーを受けながらでしたが、お陰で楽しくなってきました。CADをやっていたことも、あらゆる場面で役立っています。

幅広い知識も必要に?

それがかえって面白くて、全く興味も知識もなかった植物のことなども、勉強するとどんどん知りたくなります。赤土だったら水を多く含むので水はけをよくして、腐葉土を入れて耕さないといけない。つきつめると微生物の話にまでいくんですが、あまりマニアックな話をお客さまにすると引かれるので、言わないことも多いです。毛虫の本も買ったりするんですよ、しんどいですから、毛虫との戦い。

植えた後のことも?

植物は大きくなるため植えて終わりではありません。3年計画で考えたりするので、引き渡しのときには、芝の管理、植えた植物の写真と名前、特徴など、個々のお庭ごとにどんな要素を入れたら喜ばれるかを考えてノートブックを作り、お客さまにお渡しします。私はオリジナリティに欠けているので、いろんなものを見ていいなと思うものは取り入れながら作っています。

女性ならではのサービス?

確かに男性でここまでする人はいないでしょうね。そもそも、庭は奥さまの方が主導権を握られることが多いので、そういう意味でも外構の仕事は女性の方が向いているかもしれません。

様々な部署の方々との交わりもスムーズで、社長と本の情報交換ができるなんて素敵です。

住宅との係わりは?

外構だけを頼まれることもありますが、住宅と同時に依頼される場合は、多くの部署と関わりながら進めていくことになります。ヒヤリングくらいのできるだけ早い段階から外構が関わることによって、予算にも影響するような外構目線での気づきがあったりします。そのためにも、日頃から社内のいろんな人とコミュニケーションをとるようにしています。

今も、いつかはコーディネーターにと?

今はお客さまの声を拾って形にできるこの仕事に、満足しています。こないだは半年くらいおつきあいいただき、お引き渡ししたお客さまから、「田中さんと会えてよかった」と言っていただきました。それで救われたっていうか、今までやってきてよかったと。

この会社でよかったことは?

結構、自由にさせてもらっています。よその会社と違うのは、社長がすごく近いところにいてくれるということでしょうか。月曜日の朝礼に、持ち回りで社員が3分間スピーチをする時間があるんですが、私は『植物はなぜ動かないのか』という本を紹介しました。植物それぞれの生き方に惹かれることが多くて。そしたら、社長が読んでくれたんですよ。さらに「この本良かったよ」って植物や外構の本を持ってきてくれたりもして。そういう環境がとてもうれしいです。

どんな人に入ってほしいですか?

自分も心がけていることですが、人から何かを教わるときは、メモをとれる子がいいと思います。